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枯野を歌う

登録 タグ *和風 *古代史 *古墳時代 *古事記 *仁徳天皇
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投稿日時
2012-03-11 18:04:06

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賀茂史女

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この御世に、免寸河の西に一つの高樹ありき。
その樹の影、旦日に當たれば、淡道島に逮び、タ日に當たれぱ、高安山を越えき。
故、この樹を切りて船を作りしに、甚捷く行く船なりき。
時にその船を號けて枯野と謂ひき。故、この船をもち旦夕淡道島の寒泉を酌みて、大御水献りき。
この船、破れ壊れて塩を焼き、その焼け遺りし木を取りて琴に作りしに、
その音七里に響みき。
ここに歌ひけらく、

枯野を 塩に焼き 其が余り 琴に作り かき弾くや 由良の門の
門中の海石に 觸れ立つ 浸漬の木の さやさや

とうたひき。
こは志都歌の歌返しなり。
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